80年から100年前に製造された自動織機が現役で稼働している工場を見学させて頂きました。
ここは愛知県豊橋市、東海道の二川宿の近くです。
ご縁があり、あるグループの一人として、工場を拝見させていただきました。
当地は元々「帆前掛け」の産地でした。
そこで使われていた自動織機を今も使い、現代へ繋いでいます。
多くの自動織機が稼働していますが、これらの動力は一つの小さなモーターから
ベルトで伝達されている「集団駆動」なので、省エネでもあります。
この帆前掛けは、現在ではニッポン発のクールなスタイルと評価され、
映画007にも登場するなど、
欧米を中心にアウトドア・キッチンなどで使われ、大人気です。
因みに、自動織機の動力は当然モーターの訳ですが、
モーターで思い出したのが、以前弊社が日本建築写真家協会コラムにて取材させて頂いた、
木曽川にある、旧八百津発電所(岐阜県加茂郡八百津町)でした。
ここの竣工は明治44年(1911)、ここの発電機(モーター)は、確かイギリス製(だったと思います・・・)と聞きました。
町並み探訪vol.20 (岐阜県加茂郡八百津町・その3) | 日本建築写真家協会コラム (japs.jp) は、コチラから
今回の自動織機は、そのモーターよりも10~30年くらい後に作られたものなのだろうと思いますが、
こちらは、国産。トヨタ・スズキといった、現在自動車生産で有名なメーカーなどが製作したものです。
この数十年の間で、海外からの製品を使うしかなかった日本が、モーターの大きさなどが違うとは言うものの、
国内生産の製品を開発できるまでになっていた訳です。
明治時代の日本国内の技術力向上のスピードが凄まじかった事が想像できます。
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